N A T U R A L F R O N T : R y u k o G a k u s h a
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- 春の初めの歌枕
- 瑠璃の浄土は潔し
- 楠葉の御牧の土器造
- 南宮の宮には泉出でて
- 南宮の本山は
- よるひるあけこし たまくらは
- 百日百夜はひとり寝と 〜冠者は妻設けに
- われを頼めて来ぬ男
- 御馬屋の隅なる飼猿は
- 海老漉舎人は 〜西山通りに来る樵夫〜清太が作りし
- 筑紫の門司の関
- 龍女は仏に成りにけり 〜鳥瑟翠の元結は
都会でも田舎でもナマの声が消えています。(桃山晴衣)
太古から連綿と伝えられてきたうたも失っていきます。
自然が壊され、魚や虫や動物の種が絶滅してゆくのと同じ速度で。
自由奔放に、声を張りあげうたっていた、
あの自然の“こえ”を“うた”を取り戻す……。
このCDは、人間の音楽としての要素をすべて備えている
「わらべうた」を編纂し、
皆んなに愛される“日本のマザーグーズ”として
集成しようとする作業の、第一歩となるものです。
シリーズ第一回は名古屋東部と、地域的なつながりをもつ岐阜の可児(カニ)、
郡上(グジョウ)、そして名古屋と同じうたがいくつもある佐渡から、
名古屋には無い一曲を選び構成しました。尚名古屋東部のうたは
現在いきておられれば百二十才位の方々から採集されたものです。
この二点が、すべての源であることを心に据え、
「立光学舎」レーベルを創設いたしました。
国際交流、インターナショナルが宣伝され、
情報過多で一見自由にみえる現代ですが、
その実状は、狭義の音楽教育にゆがめられ硬化した感性に、
伝統の継承、発展もなく、民俗、民族音楽は
いたって貧しく、商品となった音楽のみがはんらんするという、
世界に類を見ぬほどいびつな有様を呈しています。
この状況の中に、たとえ小さな灯火でもとぼすことができればと、
ここに諸外国の多様で自由な音楽の紹介、
土取利行・桃山晴衣の創造活動の所産を顕すものです。